睡眠時無呼吸症候群について
睡眠時無呼吸症候群とは
睡眠時無呼吸症候群は、その名の通り睡眠中に息が止まってしまう病気です。
主に働き盛りの肥満の中年男性に多く、大きないびきに引き続き1分近く息が止まるのが特徴です。
睡眠の質が低下し、眠りが浅くなるため何度かトイレに起きることもあります。
重症の場合は起床時の頭痛、日中の眠気、全身倦怠感を伴います。
特に日中の眠気は問題となり、慢性的な寝不足から耐えがたい眠気を生じます。運転中や危険な作業中に自分の意志とは関係なく寝てしまった場合、重大な事故につながることは想像に難くありません。
まずは症状の重さを調べましょう
検査はまず簡易ポリグラフィーという、自宅で一晩装着する検査機器で行います。
これにより軽症か重症か判断し、治療の目安とします。
治療について
CPAP治療
重症の場合はCPAP(シーパップ)という機械を用いて治療します。
これはマスクを装着して機械から風が送られてくるもので、無呼吸を強力に取り除きます。
マウスピース
もう一つはマウスピースです。
睡眠時無呼吸症候群は肥満を伴わない場合もあり、顔の骨格が関係していると考えられています。
面長であごが小さい形をしているとなりやすい傾向にあります。
このような方にはマウスピースが合っています。マウスピースは歯科医院にお願いすることになります。
気になる症状があれば検査を受けてみましょう
昨今、居眠り運転や運転操作の誤りによる痛ましい交通事故のニュースが報道されるようになりました。
ご家族にいびきや無呼吸を指摘されたり、会社健診で無呼吸を指摘された場合は受診して検査を受けることをお勧めいたします。
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