不整脈について
不整脈とは、脈が乱れることを指します。
不整脈の種類・分類
脈が異常に速くなる頻脈性不整脈、反対に脈が異常に遅くなる徐脈性不整脈があります。
頻脈性不整脈(脈が異常に速くなる)
頻脈性不整脈は、さらに上室性と心室性に分けられます。
上室性頻拍
上室性は発作性上室性頻拍や心房細動といったものに分けられ、心拍数が時に140を超えて強い動悸を感じます。
発作性上室性頻拍は主に若い方に認められ、急に始まり急に終わるのが特徴です。
命に関わることはまれで、カテーテルアブレーションという治療により根治できます。
心房細動は高齢者に多い不整脈で、別に述べたいと思います。心房細動についてはこちら
心室性頻拍
心室性頻拍は、心室頻拍、心室細動があります。
これらはいずれも極めて危険な不整脈で、直ちに治療しないと命に関わります。
過去に心筋梗塞や心不全を患った方に発生しやすく、また薬剤の副作用によって起きる特殊な心室頻拍もあります。
すぐに入院し、心臓の精密検査を受ける必要があります。
徐脈性不整脈(脈が以上に遅くなる)
徐脈性不整脈は、主に高齢者に生じる不整脈です。
脈が極端に遅くなり、気を失ったり(失神)、息切れや足のむくみなどの心不全症状を来すことがあります。
洞不全症候群、完全房室ブロックに分けられ、ひどい場合は人工ペースメーカーを植え込む手術を受ける必要があります。
疑わしい症状があれば、早めの受診を
急に始まる動悸、脈の乱れ、息切れ、胸痛を感じたら受診して検査を受けましょう。
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