抗菌薬(抗生物質)の乱用予防について
抗菌薬(抗生物質)とは
風邪をひいた時、病院にかかると抗菌薬(抗生物質)を処方されることがあると思います。
抗菌薬は細菌を殺したり鎮めたりして、感染症を治療する薬です。
風邪には効かず、耐性菌ができてしまうことも
風邪の一部は細菌感染を伴うこともありますので有効ですが、基本的に風邪はウイルス感染症です。
ウイルスは細菌とは異なり、抗菌薬が効かない微生物です。
つまり風邪に抗菌薬を使用しても、効果はないのです。
そればかりか抗菌薬により、耐性菌が体内に出現することにつながります。
耐性菌増加防止のためにも、
むやみに抗菌薬を使用するのは控えましょう
近年は耐性菌が世界中で問題となっており、G7サミットなどでも議題となるほどです。
菌が抗菌薬にどんどん強くなってきている一方で、抗菌薬の開発は進まず、従来の薬を現場では使用しています。
耐性菌が増え続けると、感染症に抗菌薬が効かなくなる恐れがあるのです。
細菌感染症に限定して必要な抗菌薬を使用することで、耐性菌の出現を最小限に抑えることが出来ます。
お子さんの風邪に、むやみに抗菌薬を使用するのは控えましょう。
以下のサイトもご参照下さい。
AMR臨床リファレンスセンター
- インフルエンザ
- ノロウイルス感染症
- 甲状腺疾患
- 花粉症
- アレルギー性鼻炎
- 気管支喘息
- 睡眠時無呼吸症候群(SAS)
- 加熱式タバコについて
- 禁煙のすすめ
- 禁煙外来
- 抗菌薬(抗生物質)の乱用予防について
- 高齢者肺炎球菌ワクチン
- 高血圧
- 減塩のすすめ
- 不整脈
- 不整脈をどう見つけるか
- 心房細動
- 心不全
- 大きく変わった心不全治療
- 狭心症
- 弁膜症
- 脂質異常症(高脂血症)
- 糖尿病
- 高尿酸血症(痛風)
- 静脈血栓塞栓症
- 大動脈弁狭窄症
- 手足口病
- 突発性発疹
- 咽頭結膜炎(プール熱)
- おたふくかぜ
- みずぼうそう
- アトピー性皮膚炎
- 食物アレルギー
- ワクチンについて
- 注射の痛みを軽減する方法